子供の身長の平均的な伸び方と年代別の身長の伸ばし方

つま先立ちする子供

「自分の子供の身長は平均以上かな、以下なのかな」

「子供は”普通”に育っているのかな」

と、子供を持つ親なら一度は不安になったことがあるのではないでしょうか。

  • 子供はどのようなプロセスを経て伸びていくのか?
  • いつ、どのくらい身長が伸びるのか?
  • 何が子供の身長の伸びに影響するのか?

など気になることはたくさんあると思います。

この記事では一般的な子供の身長の伸び方について書いていきます。

子供の身長はどの時期にどのくらい伸びるのか

子供の成長の過程は、ざっくりと次のようなステージの分類が出来ます。

  1. 乳児期:生まれてから1歳になるまで
  2. 幼児期:1歳から6歳まで(小学校に入学するまで)
  3. 学童期:6歳から思春期がはじまるまで(男子は11歳前後、女子9歳前後)
  4. 思春期:身体が大人へと変わっていく時期、個人差はあるが17歳前後まで
  5. 成人期:身体が完全に大人になってから以降

順番に紹介していきます。

乳児期~幼児期:1歳で約50cm、4歳で約100cmが標準的な伸び方

人間の身長が一番伸びる時期は、生まれてから4歳までの4年間です。

生まれて間もない赤ちゃんの身長は約50cmですが、1歳になる頃には約75cmまで成長します。1年間で1.5倍の身長になる計算です。

生まれてから4歳までの平均的な身長の伸び方は下記のとおりです。

  • 生後~1歳までの1年間に「25cm」伸びて、75cmになる
  • 1~2歳までの間に「12cm」伸びて87cmになる
  • 2~3歳までの間に「8cm」伸びて95cmになる
  • 3~4歳までの間に「5cm」伸びて100cmになる

生まれてから約4年間で身長が2倍になるわけで、これほど驚異的に身長が伸びるのはこの時期だけです。

ひとまずは「4歳(48ヶ月)で100cm」という数字が順調に成長しているかの目安になります。

幼児期~学童期:4歳以降、子供の身長は1年間で約6cm伸びる

子供の身長は、4歳以降から思春期がはじまるまで毎年約6cmの伸び率で伸びていきます。

個人差はありますが、成長率は毎年6cm前後から大きくハズレません。思春期以外に10cmも1年で伸びるような子供は、かなりのレアケースだと考えて下さい。

4歳までに100cm前後までに育った子供は、順調に成長していけば将来、身長が平均身長以上に伸びる可能性が高いでしょう。

逆に言うと、4歳までについてしまった身長の差は、何もしなければそのままスライドするということになります。

幼稚園や保育園で「うちの子、周りより小さいかも」と思ったら、今すぐ対策をはじめたほうがよいでしょう。

思春期は誰でも20~30cmほど身長が伸びる

最終身長が高くない人は、思春期に身長がそれほど伸びなかったのでしょうか? いいえ、そんなことはありません。

思春期は、思春期前半の2年、思春期後半の3年間、あわせて5年間で男子なら25~30cm、女子なら20~25cm、誰でも同じくらい身長が伸びます。

思春期前半の2年間は、男子は8~9cm、女子は7~8cm、1年間に身長が伸びる

思春期には男子は8~9cm、女子では7~9cmほど1年間に身長が伸びます。伸びの良い子供は10cmほど伸びることも考えられます。

思春期より前の時期と比べて約1.5倍、身長の伸び率が上がるのが思春期です。

この何をしていても身長の伸びるボーナス・ステージは約2年間続きます。

この時期は多少睡眠不足であろうとも、栄養が偏っていても身長は伸びます。何をしていても身長が伸びるのが思春期の特徴です。

思春期後半の3年間は4cm→2cm→1cmと身長の伸び率が下がっていく

思春期の後半に入るグンと伸び率が落ちてしまいます。

よく伸びる2年が終わったあと、3年間かけて身長の伸び率は段々と下がっていきます。

思春期前半の2年で毎年8cm伸びていた場合、思春期後半になると1年目は4cm、2年目は2cm、3年目は1cm、思春期が終わる4年目には数ミリ程度の身長の伸びになります。

思春期後半の3年で約7cmほど伸びる計算です。

そして思春期が終わってしまうと身長は伸びはほとんど止まってしまいます。

子供の身長を高くするには「幼児期~学童期」の期間が大切

背の伸びにおいて重要な時期として、多くの人は「思春期」を思い浮かべるのではないでしょうか。

しかし、思春期の間にどれだけ身長が伸びるかはほとんど決まっています。

子供の最終身長を伸ばすためには、思春期よりも思春期の前のほうがはるかに重要です。

つまり「4歳から思春期がはじまるまでの期間」にどれだけ背を伸ばすことができるかで、最終身長は決まります。

4歳からは毎年1cmでも身長の伸び率を上げるように努力しましょう。

4歳から始めれば、少なく見積もっても7cmは平均身長に上積み、もしくは追い上げすることは十分に現実的です。子供が生まれつき持っている資質次第でもっと伸びるはずです。

努力次第で、男子であれば180cm、女子であれば160cm以上を狙うことも夢ではありません。

「思春期がいつ訪れるか」は子供の最終身長に強く影響する

子供の一番の成長期である「思春期」ですが、前述の通り思春期の身長の伸び方はほとんど決まっています。

「思春期になればきっと追いつく」「今は小さいけど、そのうち追いつく」可能性は、残念ながらかなり低いのが現実です。

大事なことは「思春期がいつ訪れるか」ということ、「思春期までにどれだけ身長を伸ばしておくか」ということです。

欧米人が日本人より平均身長が高いのは思春期が遅いから

ご存知だと思いますが、欧米人のほうが日本人より平均身長が高いという事実があります。

なぜ欧米人の平均身長が高くなるかというと、欧米人が日本人よりも思春期を迎えるのが遅いからです。

たとえば、日本人の女子の平均的な初潮年齢は12歳6ヶ月ですが、欧米人の女子では13歳2ヶ月です。実は12歳くらいまでは日本人も欧米人も平均身長はほぼ同じです。

欧米人のほうが思春期を迎えるのが遅いため、その分身長の伸びる期間が長くなり、日本人と比べて高身長になるわけです。

見方を変えると、欧米人の思春期が早いのではなく、日本人が早熟だとも言えます。早く大人になってしまうので、その分、早く身長が伸び止まってしまうのです。

思春期の訪れを人工的に遅くすることは、現在の医療ではほとんど不可能に近いです。

ですので、思春期までにどれだけ身長を伸ばすかがより大切になってきます。

男子は11歳前後、女子は9歳前後に思春期がはじまる

思春期の始まる時期は個人差が大きく、何歳から何歳までが思春期であるとはなかなか言い切れません。

しかし、平均的には男子は11歳前後、女子は9歳前後に思春期がはじまると考えて下さい。

思春期の始まりのサインは男女ともに体毛が濃くなり始める頃です。男の子も女の子も、小学校四年生になったらお子さんの身体の変化について注意深く観察して下さい。

思春期には1年間に8cm以上身長が伸びます。

伸びた結果を見て「思春期が来た!」と慌てて対策をはじめるのではなく、思春期のサインが確認できたときから対策をはじめれば、思春期前半1年目をより有効に使うことができます。

思春期後半への突入のサインは、男子なら声変わり、女子なら初潮

男の子であれば声変わり、女の子であれば初潮といった、思春期の代名詞のような身体の変化は、実は思春期が後半へ入りつつあることを示すサインです。

思春期後半は男子は13歳前後、女子は11~12歳が平均的な目安になります。

つまり男子は15歳前後、女子は13~14歳くらいになる頃に、ほとんど身長の伸びが止まってしまうのが普通ということです。

仮にまわりの子より身長が5cm低い場合、約1年間思春期が遅れて来る必要があります。

中学3年生くらいの年齢で声変わりをしていない男の子は、日本ではなかなか想像できないのではないでしょうか?

思春期の訪れる時期は遺伝による影響も大きいのですが、両親のどちらかが、思春期が来るのが遅かったということでなければ、子供の身長が15歳を超えてから大きく伸びる可能性は低いと考えて下さい。

繰り返しになりますが、思春期の訪れを人為的に遅らせることは難しいです。

ですので、基本的には思春期が来るより前にいかに身長を伸ばしておくかといことが大事になってきます。

平均より身長が小さい子が9歳前後で急激に身長が伸びたら要注意

平均より身長が小さかった子が、9歳前後で急に身長が伸び始めた場合、気をつけて下さい。

「うちの子もやっと身長が伸びはじめた!」と喜んではいけません。思春期が早くきてしまったと考えるのが妥当です。急いで対策をはじめましょう。

思春期の伸び率はほぼ決まっていますが、対策次第で数センチ底上げすることは可能です。

睡眠、食事、運動の生活環境のどれかが十分でないので、身長も伸びないていないことも考えられます。

原因を改善して、一気に伸びが良くなったという事例はたくさんあります。決して諦めないで下さい。

【年代別】子供の身長を伸ばすための対策

身長を伸ばすためには、いかに成長ホルモンを分泌させるか、ということにかかっています。

成長ホルモンは「睡眠中」「運動のあと」「食事のあと」の3つのタイミングでしか、分泌されません。この3つの生活習慣を見直すことが全ステージ共通の対策にはなります。

しかし、子供の成長ステージごとに何に注意するかは変わってきます。

この項目では、成長ステージ別に気をつけておくべき内容について書いていきます。

4歳までの身長はどれだけ食べたかで決まる

4歳までの身長は、単純に「それまでにどれくらい食べたのか」で、ほぼ決まります。

乳幼児期に食べる量が少なかったりして十分に背が伸びなかった子は、その後の成長が正常でも(成長ホルモンや性ホルモンの分泌が正常でも)、身長差がそのままスライドすることが多いです。

しかし、4歳までの食欲は子供の食べる本能次第という事実があります。親がどれだけ食べるようにアプローチをしても、食べない子供は食べないものです。それでも、よく食べるものを探し当てることはできる限りしていきましょう。

ただ、4歳時点での身長が平均より低くても、年間の伸び率が5~6cmであれば、生活環境を改善することで思春期前の10歳前後までに、平均身長に追いつくことは可能です。

学童期は食事が大切なステージ。4歳以降も量を食べることがまず大切

4歳までにあまり食べない子供は、4歳以降も少食の傾向が続くケースが多いです。

少食が身長が伸び止まっているケースは意外と多いので、本当に子供が食べている量が適切かどうかの意識は常に持ちましょう。

もし子供の身長が毎年5cm伸びていない場合、少食による栄養不足の可能性を考えましょう。

「好き嫌いをなくしたい」「栄養バランスを考えた食事を出したい」と考えてしまうかもしれませんが、少食が原因の場合、栄養バランスより食べる量のほうが大切です。

極端な例ですが、好き嫌いが激しくてハンバーグしか食べないというのであれば、毎食ハンバーグを出して上げてください。

そのくらい、栄養バランスより食べる量のほうが身長の伸びに影響します。

「自分の子供は同年代の子供と比べて小さい」と気がついたら、まず量を食べさせることを考えましょう。

とにかくたくさん食べて、まずは平均身長に追いつくことを目指しましょう。

少食、睡眠不足、ストレスで1年間でマイナス1cm伸びが悪くなる

少食の子供はマイナス1cm身長の伸びが悪くなるといわれています。

また、睡眠時間に問題があったり、子供に過度のストレスがかかる場合も同じ様に身長の伸びは悪くなります。

少食、睡眠不足、ストレスの多い生活など悪い条件が重なると、思春期が早まる傾向があります。

仮に1年間、思春期の訪れが早くなった場合、5~6cm身長を伸ばす機会を失うことになるのです。

思春期が早く訪れることを防ぐためには、いろんな意味で余裕をもった生活を心がけることが大切です。

思春期の伸び率を引き上げるためには、ストレスケアが重要

思春期前半の対策は、伸びない要因を取り除いてあげること

思春期の前半の2年間は極端な言い方になりますが、何もしなくても身長が伸びます。

この時期はストレスや睡眠不足などの伸びが悪くなる要因をできるだけ排除してあげることが大事です。

中学校受験を考えている場合は要注意です。

受験勉強のストレスで身長の伸びが鈍化するのはよくあるケースです。

ストレスの根本(受験勉強)を取り除くことは難しいので、食事や睡眠については普段以上に気を配ってあげましょう。

親にできることは限られていますが、その気配り=愛情によって、本来より思春期が早く訪れることを防ぐことはできます。

生活環境を整えることに加えて、思春期にはストレスケアを重点的に考えて上げてください。

うまく余裕をもった生活を送ることができれば、一般的な伸び率よりプラス1~2cmは狙えます。

思春期後半では伸び率の下がり方を緩やかにする

伸び率が急激に下ってくる思春期後半の3年間でも、対策次第で身長を伸ばす余地はまだあります。

思春期後半の対策は、基本の「睡眠」「運動」「食事」の生活改善に加えて、サプリの活用を検討したほうがよいでしょう。

思春期後半は、3年間で4cm(1年目)、2cm(2年目)、1cm(3年目)と身長の伸びが毎年半減していきます。

この伸び率の下がり方を緩やかにするためには、サプリで有効成分を多めに取り込むことが効果的にになってきます。

思春期後半に入った瞬間から対策を始めれば、2年目の以降の伸びを初年度と同じ程度まで伸び率を上げられる可能性はあります。

「4cm(1年目)+4cm(2年目)+2cm(3年目)+1cm(4年目)」と合計13cmにまで背の伸びを引き上げることも夢ではありません。

思春期後半でも、対策をすればまだ身長を伸ばせる可能は十分にあります。

「骨端線」があるかないかで身長が伸びるかがわかる

身長が伸びる=骨が伸びるこということです。

手足の長い骨の両端には「骨端線」と呼ばれる薄い軟骨の層があります。骨端線は成長途中の子供特有のもので、大人にはありません。

骨端線」は骨の”伸びしろ”と言い換えてもいいでしょう。

「骨端線」には「軟骨芽細胞」といわれる軟骨細胞の元になる細胞があります。

軟骨芽細胞が分裂増殖することで軟骨細胞になり、軟骨細胞がタンパク質(アミノ酸)を取り込むことで、有名なコラーゲンになります。

コラーゲンはタンパク質で出来た繊維状の物質です。

このコラーゲンにカルシウム、リン、マグネシウムなどのミネラル分が付着することで硬くなり、最終的に骨となるわけです。

思春期の後半になると、この骨端線の軟骨そのものが固くなっていくため、身長の伸び方がだんだんと緩やかになっていくわけです。

大人でも骨端線さえ残っていれば、骨を伸ばすこと=身長を伸ばすことは理論的には可能です。

しかし、高校生以上で骨端線が残っているのは非常にレアなケースです。

やはり骨端線が残っている子供のうちに、できる限りの成長を促進するアプローチを取るほうが懸命です。

タンパク質とカルシウムが骨を作るためにいかに重要なのかは、食事に関する記事で詳しく書いています。

【子供の身長とデータ】抑えておくべきなのは成長曲線だけでOK

周りの子供との比較以外の方法で、子供が平均的に成長しているかを知る目安になるのが「成長曲線」です。

成長曲線は正式には「横断的標準成長曲線」といい、いろいろな年齢の子供の年齢別の身長の平均値を曲線でつないだグラフです。

これを見ると子供の身長が同年代と比べて平均的なのか、または高いのか、低いのか、そしてどのような身長の伸び方をするのかを確認することが出来ます。

一般人が見るべき身長に関しての統計上は、成長曲線だけで十分だと思います。

成長曲線(男子)
成長曲線(女子)

参照:https://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/toukei/

成長曲線のグラフには、パーセンタイル値を基準にした曲線と、標準偏差(SD)を基準にした曲線の2種類がありますが、直感的にわかりやすいパーセンタイル値の成長曲線がわかりやすくていいです。

パーセンタイル「100人いたら小さい方から数えて何番目になるか」の位置を表す数値です。

たとえば「30パーセンタイル」は「100人のうち小さいほうから数えて30番目」ということになります。

7本の曲線の真ん中の曲線(50パーセンタイル)が標準(中央値)の成長曲線です。

男の子の例ですが、

  • 9歳で130cmであれば、50パーセンタイルの曲線のように身長が伸びる可能性が高い

→将来は平均身長の170cm程度になると予想される

  • 9歳で125cmであれば、25パーセンタイルの曲線のように身長が伸びる可能性が高い

→何か対策をしなければ、おそらく165センチ程度までしか伸びない

ということになります。

ただ成長曲線はあくまでも目安です。

何もしなければ成長曲線で描くようなパターンで成長する可能性が高いというだけで、必ずそうなるわけではありません。

現在の子供の身長が年齢と照らし合わせた50パーセンタイルの曲線以下であれば、いまからでも遅くありませんので、「睡眠」「栄養」「運動」の3つの生活環境の改善を行っていきましょう。

医学的に「低身長」とされるのは、パーセンタイル値が3以下

医学的に「低身長」とされるのは、パーセンタイル値が3以下(標準偏差-2SD以下)の子供になります。

つまり、同年代の子供を100人いるとすると、低いほうから数えて3人目までということです。

小学生であれば、2学年年下の子供と比較しても低ければ、医学的に見て「低身長」と定義される範囲内になります。

まわりの子と比べて10~15cmも身長が低い場合、成長ホルモンの分泌に何らかのトラブルがある可能性が高いです。

また、2年間連続で身長の伸び率が5cm以下の場合も成長ホルモンの分泌が正常ではない可能性があります。

「低身長」で受診することをは恥ずかしいことではありません。小児科医に相談するという選択肢もあるということを忘れないで下さい。

身長の伸びのパターンは子供によってかなり幅がある

一般的な身長の伸び方を紹介しましたが、全ての子供の当てはまるわけではりませんし、この時期にこうなるという絶対的な数値はありません

実際のところ、成長の速度や時期は子供それぞれです。

プロのバレーボール選手など200cmを超える高身長の人でも、小学校の入学時から平均のより数十センチも大きい人もいれば、小学校入学時には平均だったという人もいます。

繰り返し主張したいのは、身長は努力次第で伸ばすことができるということです。

子供の身長を伸ばすために親がしてあげられることはたくさんあります。

子供の成長をサポートするために一度サプリメントをとらせることも考えてみて下さい。

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